「地域を知り、地域で企画する」-大きな筆を使う書道パフォーマンス(4)
この企画も、残念ながら私は立ち会えなかったのですが、とても子供たちには好評であったようです。
お昼ご飯を作って参加者全員で食べた里山デザインファクトリーの駐車場スペースを使って、参加した児童たちが自分たちに夢を含めて自由に字を書いていくというものだったようです。
企画を立てた書道部に所属する北川あかりさん(教育学部2年)を中心に企画を進め、また大山地区の人たちにも参加していただき、大きな模造紙に、子どもたちが自由に、自分の夢を書き上げていきました。
企画を立てすすめていった学生にとっては、子供と関わりながら進める企画の難しさも学んだようです。男の子の中でけんかが始まったときに、どのように止めて書道パフォーマンスをすすめるのかなど、その場にいる子どもたちの様子を見ながら、その場の状況に合わせての対応の大事さも知ったようです。
大学生にとっては、高校までの勉強は、教室の前で教師が教える、座って生徒が学ぶ、という一方的な学びになれているかと思いますが、その場の状況に合わせて考えて実践するというのも大切な学びであると思います。
とはいえ、北川さんは、書道パフォーマンスは教育的効果も高いという確信も持ったようで、今後このような企画を、いろいろなイベントで機会を持って進めていきたいとのことでした。
写真 書道パフォーマンスの様子(白川優治先生撮影)
今回、受講した学生は、自ら企画書を出し、候補を選び、チームで準備を重ねてくれました。「灯籠作り」「いろいろな国の子どもの遊び」「地域の歴史や地名をともに学ぶ遊び」「いろいろな国の料理を作り食べる」(こちらはこのHPでは紹介できませんでした。私は昼食をみなさんとともにできなかったのですが、私に取り置きしてもらったものを帰宅後食べましたが、おいしかった!)そして「書道パフォーマンス」。
企画を持ち寄り実践して地域が抱える状況を学ぶ機会を持てたようです。
鴨川大山地区のみなさん、長狭学園小学校の先生方、児童のみなさん、ありがとうございました。