木更津市・千葉大学共同開催公開講座「暮らしの中の文化資源」開催しました

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12月16日土曜日、木更津市中央公民館で木更津市教育委員会と千葉大学共同開催の公開講座「暮らしの中の文化資源」を開催し、登壇する機会をいただきました。私と房総民俗研究の第一人者である田村勇先生、そして千葉大学工学研究院の植田憲先生とご一緒させていただきました。

私は木更津市史の編纂事業で民俗部会にも参加していますので、2017年7月に行われた八剱八幡神社夏の祭礼での取材調査をもとにした話題提供をしました。

八剱様の夏の祭礼は毎年7月第2金、土、日曜日に行われ、土日が神輿が街中を巡幸する渡御祭になります。神輿は2日間、14町会をわたります。

何よりも2点棒担ぎの奉輿は勇壮で、多くの観光客や客分で参加する担ぎ手も魅了します。

その勇壮さもさることながら、私は2日間神輿とともについて回って思ったのが、「子供を大事にした祭礼」であるということです。担ぎは大人でも相当な力がないとできませんので、かなりの距離で担がずに台車に乗せて曳いて回りますが、その中で土曜、日曜の午後に大神輿を受けた町会は、子供を中心として曳いて練り歩きます。大祭と同時に、参加する町会はそれぞれで町会の祭礼を行いますが、各町会でのお祭りでも獅子舞やお囃子など子供が参加するお祭りを繰り広げます。

どうしても観光客からすれば二点棒担ぎの迫力を見たくて訪れる人も多いのですが、こうした地域の人たちが子供の参加に意識を払って運営されていることに、祭礼の取材時に気づきました。そういった祭礼を支える組織基盤である町会、盛年會そして惣代会のあり方も住まう人々にとって「文化資源」ではないかと思い、話題提供させてもらいました。

文化資源の「資源」は何かを生み出すものであり、端的には経済と絡んできます。しかし、そこに住まう人々にとって生活の支えとなる基盤も、私は文化「資源」ではないかなと感じています。

公開講座木更津2017チラシ最終版.pdf

千葉大学ホームページ「平成29年度木更津市史編さん事業公開講座・千葉大学公開市民講座「『暮らしから見つける木更津の文化資源』」