放送大学千葉学習センター「伝承のひろば 春」に参加しました

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

先日、放送大学千葉学習センター主催の「伝承にひろば 春」に参加してきました。

この企画は宮野モモ子先生(放送大学千葉学習センター所長、千葉大学名誉教授)が中心に企画をされている催しで、もうすでに3年がたつそうです。今回から私も参加させていただきました。

この企画は、ひとことで言えば、歌や動物の鳴き声そしてものがたりなど、いわゆる人間が「音」あるいは「声」を通して人から人に伝承されることの楽しさを知ってもらいたいというものです。音楽教育がご専門の宮野先生とこの企画の打合せをさせていただいたとき、歌うこと、音を奏でることの楽しさについて、もっと難しくなくいろいろな世代の方に広げられないかということをおっしゃっていました。譜面が読めないと音楽は楽しめないではなく、口ずさみたくなるような、声に出してみたくなるような・・・、そのような音楽の楽しみ方について話されました。

宮野先生の「うたとことば」のコーナーでは、「我は海の子」や「チューリップ」などよく耳にしますが、1番の歌詞以外は私は出てこない(1番ですら怪しい)です。その2番以降の歌詞が持つ意味について語ってくださいました。またきれいな歌声で会場の参加者のみなさんともども合唱しました。

また韓国語の「ひらいたひらいた」をご紹介いただき、(調べてみないとわかりませんが、おそらくこれは日韓併合の機に日本の童謡が政策的に伝えられたのでしょうか?)、私といっしょに参加した千葉大学に短期留学できているSEOK BOWONさん(韓国 金剛大学)に歌詞を見ながら「ひらいたひらいた」を歌ってもらいました。

DSC_0227_1.jpg

写真1 宮野モモ子先生とSEOK BOWONさん
「ひらいたひらいた」をSEOKさんは韓国語で歌いました。

私の方は俗信に関わることについて、科学、非科学でなく、なにゆえにこのことを信じたのかそして、理屈が知らなくても、なにゆえに心の中に埋め込まれているのかについて話しをさせていただきました。

できる限り伝承される生活習俗は、理屈ではなく直感の中で受け入れたり変容させたりしていると思うところを述べました。「夜爪を切ると親の死に目に会えない」「夜新しい靴を履くと不吉なことが起こる」などを例に取り上げました。

歌うことや昔から伝わる話そして俗信も、「譜面が読める」「本を読んでいる」「科学的な知識を学んでいる」といった理屈ではなく、私たちは「直感」のなかで伝承されてきたものを受け入れているのでは、と漠然とですが、思っています。

歌あり、動物の鳴き声などの聞きなし、紙芝居そして落語ありの楽しいイベントでした。「伝承のひろば 夏」開催のときは、開催前にお知らせしたいと思います。

DSC_0247_1.jpg

写真2 私は俗信について話をしました。