千葉大学公開市民講座「3Dで見る伊八と義光」を開催しました

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私は地域の文化資源に関わる大学の公開市民講座の企画を担当しています。高等教育研究機構 高大連携・地域貢献専門部門・地域貢献専門部会に所属しています(長い名前の組織ですね)。

私以外に文学部の上村清雄先生(西洋美術史)、工学研究科の植田憲先生(デザイン文化計画)、久保光徳先生(造形力学)、人文社会科学研究科の久保勇先生(文学)の方と企画運営をしています。私が民俗学ですから、文系、理系が融合させたい企画をいつもながら考えています。

通常は西千葉キャンパスで開催するのですが、今回大学のキャンパスを会場としないでテーマにゆかりの人物の活躍した場所である鴨川市で公開市民講座を開きました。

なにゆえに、木彫作品と3Dプリンターって何の関係があるのか?と思われる方もいるでしょう。

ところがこの3Dの模型は、仏像や欄間などを彫刻師がどのように彫っていったかといった彫刻師の技法を想像することができるツールだなと、私は思いました。

これらの文化財は直接さわったりすることはできないのが一般的です。この3Dプリンターで作った作品(模型)は、手にとってさわることができるというのが魅力的です。

私は企画した教員の中でいちばん美術作品に対する観察眼が弱いのですが、「このような見方があるのか!」と目から鱗な感じでした。企画に関わってよかったです。

今回は鴨川市郷土資料館で開催されている企画展とセットで開催した講座です。けして広くない講演スペースと展示室でしたが、とても木彫文化に関心の高い方に集まっていただいた印象です。

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写真 講演1「安房の彫工 伊八と義光」
    講師:石川 丈夫氏 (鴨川市教育委員会生涯学習課文化振興室長)

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写真 講演2「3Dデータ化することで見えてくるもの」
    講師:久保 光徳氏(千葉大学大学院工学研究科教授)

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写真 企画展示室の中で展示された3D模型をもとにしたギャラリートーク